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初冬の晴れた日、落ち葉がハッとするほどきれいに道を彩っています。銀杏やもみじがきれいに色づきました。
宮本三郎記念美術館で行っているワークショップ。今回は「葉っぱの絵をえがこう!」というテーマのもと、作家の群馬直美さんを講師に迎えて、秋のワークショップを行いました。
今回の制作手順を簡単にご紹介します。
1. 街に落ちている葉っぱで気に入ったものを拾ってくる
2. 葉っぱの裏面全体に水性筆ペンで色づけする
3.余分なインクを丹念に新聞紙とペーパーでふきとる
4.紙をしめらせて渇く寸前に、色づけした葉をのせる
5.葉っぱの上に紙を乗せて手で葉脈を感じながらこする
(木版画の要領)
6.細かい葉脈が写った紙を完全に乾かす
7.シャープペンシルや鉛筆などで葉のかたちをなぞる
8.先をとがらせた色鉛筆で少しずつ色をつける
9.完成!メッセージカードにしたり、まとめて冊子状態の絵本に
しても楽しめます
ポイントは、3.の丹念にインクをふきとることと、4.の濡れた紙の乾き具合を見ることです。ここが少々難しいですが、何度も試していくと、徐々によい出来栄えになりました。
とはいえ、5.の葉っぱをめくる一瞬が、期待と緊張で
ドキドキします。
葉っぱの表情を色鉛筆で塗りわける時間は、じっくりゆっくりと流れ、充実のひと時です。不思議なもので、このワークショップを体験した後、街で素敵な色やかたちの葉っぱに出会うと嬉しく思うようになりました。
参加して下さった皆様お疲れさまでした、今後ものんびり楽しく葉っぱを描くことをしていただけたらスタッフ一同幸いです。