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8月9日、展示室にフリーダ・カーロの「メダリオンをつけた自画像」と同じ服装をした美女が現れました。展示室は一時、騒然。
実はこれは、「メキシコ20世紀絵画展」の関連ワークショップ「好きなものに囲まれた自分の顔を版画にしよう」の中でおこなわれたパフォーマンスでした。モデルはワークショップの講師のお嬢さんです。
この衣装は、メキシコ、オワハカ州テワンテペック、サポテク族の祝祭用の衣装だそうです。教会での式―たとえば結婚式などに着用するものだとか。着方がちょっと変わっていて、ブラウスの両肩にあたる部分を縦に、衿明きの部分から顔を出すのです。
もとは難破船から発見されたベビードレスを利用したところから始まったという話です。なるほど、衿明きの上下には袖と思える飾りもついています。
花嫁衣裳とは限らないのですが、実際に見ると確かに、花嫁衣裳だと納得するような、美しく清楚で華やかな衣装です。
フリーダ・カーロは、2回の結婚をしましたが(お相手は同じ、壁画運動の中心人物であるディエゴ・リベラです)、いずれも自身の花嫁衣装を着用することはなかったといいます。この自画像は、その埋め合わせなのでしょうか?