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大盛況のうちに幕を閉じた「平泉~みちのくの浄土~」展。
普段は壇の上に安置されている中尊寺金色堂の仏像を
間近で見られる又とない機会とあって、
本当にたくさんの人が世田谷美術館に足を運んで下さいました。
そんな平泉展の100円ワークショップは、
展覧会の出品作にも用いられていた「螺鈿技法」風のストラップ作り。
螺鈿とは、漆の接着性を利用して、
夜光貝や真珠貝を美しい文様に合わせて貼る技法です。
本物の螺鈿の漆器はとても高級なものですが、
学芸員やボランティアさんたちが知恵を絞って、
とても100円とは思えない、螺鈿風ストラップの作り方を編み出しました。
作り方は、いわゆるネイル・アートと同じ手順。
見る角度によって、光り方や色合いがちゃんと違って見えます。
表面も艶やかで漆の雰囲気がよく出ていました。
アイデアと工夫次第で、お金をかけなくても
素敵な作品が生み出すことができます。
このワークショップをきっかけに、
自分で手作りする喜びに目覚めた人も多いのではないでしょうか。