Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2009年02月


金色堂の漆の技を知る!


現代、私たちの生活の中で、なかなか本物の日本漆に触れる機会というのは、少なくなっているのではないでしょうか。

中尊寺金色堂には、日本漆ならではの優れた材質と当時の職人の技術とが結晶した平安時代の漆工芸の至宝の数々が残っています。

3月20日(金・祝)に行う特別展「平泉~みちのくの浄土」関連企画の親子向けの講座では、この金色堂の修復に携わった漆工芸家の小柳種国氏による金色堂の漆工芸についてのお話を聞くとともに、本物の日本漆を使ったストラップの磨き仕上げも体験していただきます。


セタビ Podcasting Vol.17


「金色堂修復と漆の不思議」


ゲスト:小柳種国(漆芸家)

ナビゲータ:石崎尚(当館学芸員)


特別展「平泉~みちのくの浄土~」展について、40年以上も前に中尊寺金色堂の修復に携わった小柳種国さんに、修復当時の話や漆について伺いました。


PLAY(赤い三角印)をクリックして再生してください。


ご利用方法について


「絵」になった文庫本。


 自由が丘にある世田谷美術館分館・宮本三郎記念美術館では、宮本三郎が生前に収集していた書籍を展示している展覧会「画家の書棚にみる昭和のアート・ブック史 宮本三郎文庫より」を開催中です(3月22日まで)。そして今週からは、様々な書店や本にまつわる方々をお招きし、特別展示・販売を開催します。一番手は「本のある生活をふやすために、人と本が出会う素敵な偶然を演出するために、 さまざまな場所で今までなかった本のあり方を模索」する人々、ブックピックオーケストラの皆さんです。


もうひとつの十二の旅


現在、当館では「十二の旅:感性と経験のイギリス美術」展を開催しています。これは、12人のイギリスのアーティストの作品を「旅」に見立てて、ご紹介するものです。アーティストは、作品の上で、どこにでも旅をすることができます。例えば、ターナーのように、「まるで絵のような風景」に旅をしたり、アンソニー・グリーンのように自分の子ども時代の幸せなある一瞬に出かけたり。「旅」は想像力を膨らませます。

その関連ワークショップとして、「エッチング講座:もうひとつの十二の旅」を1月10日、17日、24日、31日の4日間で開催しました。


Copyright Setagaya Art Museum. All Rights Reserved.