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アーカイブ:2008年10月
11月3日は文化の日。そして世田谷美術館では「山口薫」展が初日を迎えます。
山口薫は1933年から35年間にわたって世田谷区上北沢にアトリエをもち、そこで制作に励んだ画家です。
この11月3日、午前11時~午後3時まで、世田谷美術館前庭で「アートフリマinセタビ」を開催します。
手作りの品々を並べる40ものお店が花畑のようにひろがります。ステキなアーティスト、ステキな逸品と出逢える場であること間違いなし!
ゲストには、ドラマーの尾崎元章さんがファシリテーターをつとめるドラム・サークルを迎えます。みんなで輪になって、ドンドコドンドコ!ドラムの音を高らかに響きわたらせましょう。
ドラム・サークルは参加自由!楽器がなくても誰でも参加できます。
秋の気配につつまれた砧公園で、皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思います。
文化の日、砧公園はアートとサウンドにあふれます!
「丘・パサージュ・階段」
ゲスト:平出隆(詩人、多摩美術大学教授)
ナビゲータ:石崎尚(当館学芸員)
「ダニ・カラヴァン展」について、ダニ・カラヴァンの海外作品を現地でご覧になっている平出隆さんに伺いました。
PLAY(赤い三角印)をクリックして再生してください。
バリバリの現代美術、ダニ・カラヴァン展の余韻がまだ濃厚にただよっているエントランスホールで10月31日(金)、今度は伝統美100パーセントの「燈能(あかりのう)」が演じられます。
今年の演目は「紅葉狩」。紅葉をめでる酒宴のさなかにふっと現れた醜女、美に酔うまどろみとうつつを、重要無形文化財保持者・桜間右陣が見事に舞い切ります。
美術館の壁面は堅いトラバーチン製なので、笛や小鼓大鼓、太鼓の音がそれはよく響き渡ります。ダニの未来永劫につづくかと思われた水滴の音が、突然一期一会の能楽に変ずる様を、ご自身の目と耳でお確かめください。
最近、ミュージアムショップの新商品として“楽器組み立てキット”が加わりました。
マラカスやウクレレ、めずらしいところではカリンバ(アフリカの楽器。板や箱の上に並んだ鉄や竹の棒を親指の爪で弾いて演奏するもの。)といった楽器を自分で手作りできるキットで、仕上げに色を塗れば自分だけのオリジナル楽器ができるのです。もちろん、完成すれば実際に演奏もできます。
完成までにかかる日数も1~2日なので、手作り好きな方はもちろん、苦手な方も思わず創作意欲を掻き立てられてしまいそうです。
秋の夜長、自分だけのオリジナル楽器作りに挑戦してみませんか?
皆さんは作品一点鑑賞するのにどのくらいの時間を費やしますか?
作品にもよるとは思いますが、数分かけて、あるいは1時間以上かけて鑑賞するということはあまりないのではないでしょうか。
さて、当館の2階の展示室に現在展示中のニコル・ダイワイル作≪無題≫(年代不詳)をじっくり見てみようという内容の授業を、世田谷区立用賀小学校で行いました。用賀小学校は、来週当館に来て二コル・ダイワイル氏の作品をはじめ、その他様々な作家の作品を鑑賞することになっています。