Ars cum natura ad salutem conspirat

棉(わた)の花が咲きました。


といっても、美術館でなぜ棉を育てているのか、不思議に思われるでしょう。

これは三軒茶屋にある生活工房が主催している「セタガヤーン・プロジェクト」の一環なのです。衣服造形家の眞田岳彦さんが考えたプロジェクトで、世田谷区の小学校、中学校、児童館など各所で棉を育てて、棉花を収穫し、その棉花を素材とした作品を制作するというものです。素材を大勢で育てることで、このプロジェクトを分かち合います。

実は、去年もこのプロジェクトを行っており、私も美術館の敷地内で棉の種を植えました。しかし、ちゃんと育つ前に全滅。そこで、今年は生活工房から苗の状態で、5株ゆずってもらい、植えました。で、見事、開花。ちゃんと棉が取れるか、楽しみです。


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