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アーカイブ:2008年07月
先日7月23日(水)に、「写世術/photo projects vol.2 Dwelling 勝又邦彦」のワークショップを行いました。有り難いことにご応募は、定員の2倍以上も頂きました。当日の参加者は、お昼に多摩美術大学上野毛キャンパスに集合。うだるような暑さの中、14組の親子が集まってくれました。
当館の講座『美術大学』では、実技の一環として3年前より「映画」の授業を行っています。
実技は他に絵画や彫刻、版画がありますが、これらは全て個人作業。映画は唯一の共同制作になります。
5~6人ずつでチームを組み、若手監督の講師の指導のもと、監督、脚本、演出、出演、カメラ、メイク、小道具などなど・・・、大きなことから細かいことまで、全て受講生が自力で行います。
映画を撮ることなんか、考えてみたこともなかった大人が、本気で作ったオリジナル作品。海までロケに行ったチームもありました。演出についてケンカ寸前まで語り合ったチームもありました。一本10分~15分ですが、これがかなり見ごたえがあります。
現在、3本の映画が当館ライブラリーで公開中です。また、10月、12月と続々と新作があがってくる予定です。ご興味のある方は、当館2階のライブラリーでお申し出いただければご覧いただくことができます。
7月13日、よく晴れた日曜日。世田谷美術館には、たくさんの荷物を抱えた元気なこどもたちが集まりました。携えてきたものは、ペットボトルや牛乳パック、ストローなど、家庭でいらなくなったものです。それと、身近に生えてる苔!これらを組み合わせて、雨を楽しむ装置をつくるワークショップが開催されました。教えてくださった先生は、石山修武さんと石山研究室の学生のみなさんです。
「石山修武のみる夢」
ゲスト:石山修武(建築家)
ナビゲータ:石崎尚(当館学芸員)
「建築がみる夢 石山修武と12の物語」について、石山さんご自身に伺いました。
PLAY(赤い三角印)をクリックして再生してください。
「勝又邦彦の写世術」
ゲスト:勝又邦彦(写真家)
ナビゲータ:石崎尚(当館学芸員)
「写世術/photo projects vol.2 Dwelling 勝又邦彦」について、勝又さんご自身に伺いました。
PLAY(赤い三角印)をクリックして再生してください。
<建築がみる夢―石山修武と12の物語>展の会場に、石山修武研究室の分室があることを、皆様存知でしょうか。パソコンやプリンター、電話を置き、日々、石山修武研究室の学生さんが作業するばかりではなく、石山修武さん本人もできる限りここへ“出勤”して、打ち合わせなどをしています。その分室の活動のなかの一つが、オリジナル商品の開発です。
石山さんがチェックしたスケッチをもとに、前橋の大工・市根井さんが製作しています。
で、できた途端にミュージアム・ショップで販売開始。すでに、お香立てとカードホルダー、CDラックを製作、販売しています。
これから何が作られていくか、そして何が販売されるかは、誰にもわかりません。
ぜひご来館の際は、ミュージアム・ショップもよくよくご覧ください。また、試作品を石山修武研究室分室で見ることができます。
7月3日(木)に、三軒茶屋の生活工房で、写世術vol.2第一会場の展示が始まりました。この展覧会は、同じ財団法人せたがや文化財団の二つの組織である、世田谷美術館と生活工房が共同して企画・開催するイベントです。