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アトリエが写っている写真を何枚も用意し、その中の1枚をもとに再現作業が始まりました。
水野顧問の記憶や写真などから、アトリエの図面を書き起こし、窓の向き、机や棚の配置などを決めます。写真に写っている、壁に飾られているポスターから、再現するアトリエの年代をほぼ1952年から53年としました。写真のみならず、年代を手がかりに、机の上に置く文房具類も選んでいきました。
8月の上旬の1日を、企業資料館の小宮氏、山田氏、水野顧問、村井参与、そして世田谷美術館の2名の担当者が、掛川にある資料館の1室で、机を組み立て、文房具を大きな作業机の上一面に並べて、ああでもないこうでもないと言いながら、検討し、なんとか再現できそうだという感触を得ました。
水野顧問は「山名先生のアトリエに伺った時は、仕事をしている先生の姿を入口近くから息を詰めて見つめていただけだから、机の上に何が載っていたかはわからない」とおっしゃるので、写真を手がかりに、推理小説の探偵顔負けの推理力で村井参与が文房具を揃えていきました。