Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2007年10月


こだわりの山名文夫アトリエ再現・その3


実際に世田谷美術館でのアトリエ再現には、小宮重美氏、水野顧問、村井参与が8月28日、29日の2日間つきっきりで取り組んでくださいました。


こだわりの山名文夫アトリエ再現・その2


アトリエが写っている写真を何枚も用意し、その中の1枚をもとに再現作業が始まりました。


美術館の周りの彫刻もきれいに


今日、明日と美術館の外に設置している屋外彫刻のメンテナンスをしています。

屋外彫刻もれっきとした収蔵品。砧公園にきた多くの皆様に、鑑賞していただいています。しかし、日々風雨にさらされ、よごれたり、くすんだり、ちょっと錆びたり。

それでも長くいい状態で、美術館の建物を取り囲み続けていただかなければならないので、定期的なメンテナンスは欠かせません。そこで、専門の方にお願いしております。

洗浄して、設置部分が土に埋もれていたら掘り起こして、錆びが進んでいないか、破損はないか、チェックしてもらいます。そして最後は保護剤を塗布して、きれいな状態に。

彫刻たちもお風呂に入ったようで、さっぱりしているでしょうか。


こだわりの山名文夫アトリエ再現・その1


「福原信三と美術と資生堂」展に、山名文夫(やまなあやお)の成城時代のアトリエを再現したコーナーがあります。


芸術文化を育てる


世田谷区では区政75周年を迎えたことを記念し、この10月6日(土)、功労のあった皆様方を表彰することになりました。美術館と関わりのある分野からは、特別文化功労表彰ということで桑原住雄、横尾忠則、丹羽正明の三氏が選ばれています。それぞれ美術館の作品収集、展覧会企画、教育普及、そして音楽イベント・プロムナードコンサート事業への長年の貢献が高く評価されたものです。

一口に「芸術文化を育てる」といっても、そう簡単にいくわけではありません。世田谷美術館は、数多くの先生方のボランティア精神にあふれた支援があって初めて成り立っています。どうかこれからも、末永く美術館の活動を見守り、大活躍をお願いいたします。


2度おいしいカバコフ


「イリア・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画」という展覧会を11月11日まで神奈川県立近代美術館の葉山館で開催しています。はて?・・・このブログに目を通すセタビ通なら、おわかりですね。そう、この展覧会は来年2月9日から当館で開催されるものなのです。同じ展覧会をいろいろなところで開催するのはよくあることです。たとえば、北海道、大阪、九州・・・・。しかし、こんな近くで、ということはなかなかありません。近い方にどちらか一方だけ行けばいいや、とお考えですか?いえいえ、この機会に、両方見ることをお勧めします。

今まで、同じ展覧会を違う美術館で見たことはありますか?これが意外や意外!作品が同じでも雰囲気がガラッと変わったりすることがあります。場所も異なれば、展示する学芸員も異なるわけですから。この機会に、ちょっと通な楽しみ方、いかがですか?


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