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さて、8月です。夏真っ盛りです。美術館には、毎日、宿題をかかえた中学生たちが来ています。彼らは、世田谷区中学校美術鑑賞教室の子供たちです。夏休み期間は鑑賞リーダー(美術館ボランティア)が美術館に常駐し、彼らの案内をおこなっています。
ちょっと人聞きが悪いのですが、内輪ではこの夏休みの活動を「ナンパ」と称しています。中学生ともなると恥ずかしいのか、面倒くさいのか、声をかけても「結構です」と無碍に断られたり、無視されてしまうことも。それでも懲りずに、興味を引くように声をかけるのがナンパと呼ばれるようになった理由です。もちろん、しつこくするのはご法度。これもナンパの仁義です。
見たいように見ればいい、声をかけるなんて、押し付けがましいじゃないか!・・・ごもっともです。しかし、前にこんなことがありました。開館時間の10時を3分過ぎた頃に、エントランスのあたりに中学生たちがいるのを見かけ、展示室の中で待っていたのですが、一向に来る気配がない。すると横にいた監視さんが一言、「あの子達、10時丁度にはいって、もう見終わって出たんです」・・・・。いくらなんでも、それではもったいない。せめて、10分くらいは展覧会を見てくれなければ、宿題だって書けるわけもない。そうして始まったのがナンパ式のご案内です。
鑑賞リーダーは9月2日まで、10時~16時、毎日展示室におります。怪しまないで、宿題の質問など、どしどし声をかけてください。