Ars cum natura ad salutem conspirat

講演会「岡本太郎と花田清輝」が開催されました


先週末の土曜日、5月19日の午後、当館にて現在開催中の<世田谷時代1946-1954の岡本太郎>展の関連企画として、徳島大学の鳥羽耕史氏をお迎えし、講演会「岡本太郎と花田清輝:戦後復興期の芸術革命思想」が開催されました。鳥羽氏がご用意くださった配布資料は全8ページにおよぶ大部で、講演の骨子および参考資料が多々盛り込まれたものでした。そこから推して知るべしということになるのかと思いますが、無論のこと講演そのものも非常に充実した内容で、緻密な組み立てに従って約90分間、ほとんど息つく間もなく聞き入ってしまいました。展覧会の担当者としては、展示空間だけでは語り尽くすことのできない事柄が、その関連のなかで、いくつもちりばめられていましたことが、何より嬉しく感じられました。


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