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セタビ・ブログというのが始まり、私、今回が初登板。
みなさん、緊張しませんか?
・・・そりゃ、しないですよね。
キンチョ~するのは僕ですから。
え~、昨日、来年度の展覧会の打合せで長野県は茅野市に出かけてまいりました。
もう雪に変身しそうな冷たい雨。
でも、遅春の信濃路はいまだ山桜が美しく、桃花は弾けるような美しさ。下草の緑と桃花の赤味が混淆し、その補色関係がじつに鮮麗でありました。
茅野への途次に一句
・・・・・馬やすむ 桃花の丘に 雨跳ねる
さてご紹介しますのは、4月17日から本年度の第1回目の収蔵品展でございます。
その名は、『絵画が語る1945±15』という展覧会です。
1945プラスマイナス15と読みます。・・・そんなのワカルヨ!って・・・スミマセン♪
中身は濃いです。あいさつ文をのぞいてみましょう(って自分が書いたのですが・・・)。
「絵画が語る 1945±(プラスマイナス)15」。=(つまり)1930年から1960年までに制作されたことが明確な作品のみを、収蔵作品の中から選びました。
この展覧会は1945年を分水嶺として、その前後15年間に制作された絵画を通じて、それぞれの画面に反映しているもの、あるいは作品が物語る社会の諸相を読み取ろうとする試みです。
1945年は日本にとって、あるいは世界にとっても重要な年になったことはいうまでもありません。
日本人の作家をとりかこむ環境もまた、この1945年を軸にじつに複雑に変遷しました。
ここにならぶ作品は、わずか30年間のあいだに制作されたものですが、その表情はじつに多様であり、また時代の諸相を深々と映した鏡になっているといえましょう。
激しく流動する時代をつぶさに肌で感じ、それぞれの作家が絵画に語らせたものが、たしかに存在し、私たちの生活に深く、密接にかかわっていたことを想い、吟味していただければと思います。
という具合です。
絵画、写真、版画が時代をおって並び、そして各時代の出来事が見出しのように貼りだされています。
30年間の時空を、あなたの足で、目で、心でご堪能ください。
階下の展示室では、岡本太郎が頑張っておりますので、あわせてご覧ください。