在任期間:1985年-2003年3月
初代館長である大島清次氏は、1972年に栃木県立美術館副館長に就き、1981年に同館館長に就任しました。西洋美術史全般に通じ、とりわけジャポニスムの研究領域では顕著な功績をのこしました。
世田谷美術館の開設準備段階から着任し、1986年の開館から17年間にわたって事業面をはじめ、世田谷美術館が歩むべき道を整え、館運営全般にわたって陣頭に立って尽力し、当館の土台を築くことに専念しました。2003年3月に館長を退任、名誉館長に就いています。
在任期間:2004年4月-2024年3月
酒井忠康氏は、1964年に神奈川県立近代美術館に学芸員として入職し、学芸課長、副館長を歴任後、1992年には同館館長に就任しました。国内外のさまざまな展覧会を企画・運営するとともに、近現代美術の領域での研究、多彩な評論活動を展開しています。
2004年からは世田谷美術館館長に就任し、2024年3月までの20年間にわたり、世田谷美術館における作品収集、また展覧会事業の独自性を開拓し続け、当館の事業拡充を推進しました。