企画展


タイトル

パサージュ:フランスの新しい美術

1999年7月17日~9月19日


 

 パサージュはパリによく見かけられる大通りの間をつなぐ小路、屋根のついた商店街を意味します。特にパリにおいてパサージュは芸術家や文化人などのアヴァンギャルドたちが、様々な出来事をもとめて逍遥した“都市の遊歩者たち”のための場所として特別な意味を持っていました。そして同時にこの言葉はベンヤミンによって語られたように「私的な領域が同時に公的な領域にもなりうる場所」の比喩でもあるのです。
 本展は、フランスに住み、生活する12人の作家たちの作品紹介を通じて、強い個性と私的な領域をもちながら、同時に政治、社会、日常生活の中で起こっている様々な出来事に強くかかわっていこうとする彼らの態度を感じていただこうとするものです。
 今、次の世紀に向けてアートは大きく変わろうとしています。本展はまさに21世紀に向けての通過道、パサージュそのものといえるでしょう。