企画展


タイトル

アメリカ現代版画−7人の巨匠たち

1992年10月17日~12月6日


 

 ジム・ダイン、デイヴィッド・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンシュタイン、ロバート・ラウシェンバーグ、ジェイムズ・ローゼンクイスト、フランク・ステラ。60年半ばにイギリスからアメリカへ移住したホックニーを含め、これら7人の作家は、戦後抽象表現主義からポップ・アートへ華やかな展開を見せたアメリカの現代美術の、まさに黄金時代を現出させた人々といってよいでしょう。彼らはまた、60年代から平行して版画制作にもとりくみ、現代版画の発展に大きく寄与してきました。比較的安価で受け入れやすい、絵画の二次的制作としての位置に甘んじがちであった版画を、斬新なアイディアと限界を知らない技術革新によって、全く別種の創造性に富んだ分野に開拓したのは、彼らアーティストとそれを全面的にバックアップする意欲的な版画工房のプリンターたちの強い結束に他なりません。彼らのたゆまぬ努力は、80年代に大きな革新と成果を見ることになりました。
 本展は、アメリカ現代版画の発展と行動を共にしてきたニューヨーク近代美術館の版画・挿絵本部長リヴァ・キャッスルマンが企画し、リルジャ・コレクションから55点を選び、世界巡回展の一環として開催するものです。